FC2ブログ
 
■プロフィール

ドカター

Author:ドカター
建設業をしている社長の日記です。 あまり仕事とは関係ない話題を中心に日々の思うところをつづっていきます。

■最近の記事
■今日のお言葉

■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■FC2カウンター

■天気予報


-天気予報コム- -FC2-

■カテゴリー
■ブログ内検索

■リンク
歩兵の本領 
~いつもの店にて~
浅田次郎著 「歩兵の本領」
110307.jpg


舞台は昭和40年代の陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地と朝霞駐屯地。
社会は高度経済成長真っ只中、空前の好景気で就職難どころか何処も人手不足の時代。

そんな中、好き好んで自衛隊に入るのはスネに傷を負った者や、特別な事情を抱えた若者ばかり。これは旧軍で言うところの兵にあたる若い陸士達を中心に描いた短編小説集である。

しかしこれほど自衛官の末端の普段の生活や気持ちを代弁する小説があっただろうか?

それはやはり浅田氏自身が元陸上自衛隊自衛官だったことに起因させられるのだが、それにしても描写や専門用語があまりにも多く細かすぎて、多少なりとも自衛隊の中を知らなければストーリーが分からないのではないかと思った。

因みに浅田氏は栄光の第32普通科連隊に所属していた。この部隊はかつての近衛師団の末裔で、実は昨年私が訓練を受けているのもこの部隊である。作中にも部隊名がちょこちょこ出てくる。

余談はさておき、幹部は別としても一般曹士にとってこの本は、応援歌だ。浅田氏からの自衛隊・自衛官に対する愛情がひしひしと伝わってくる。確かに氏が所属していた昭和40年代と今とでは社会の自衛隊に対する目も、また隊員の営内生活もかなり違うだろう。だが新人自衛官にとって大部屋が2人部屋になったりとか、訳も無く陸士長にぶん殴られる毎日が無くなった事を除けば、それほど本質は変わってないのではないだろうか?
ここだけの話、私も神奈川県武山駐屯地で初めて入った日に「帰りたくなった」というのは正直な気持ちだ。

最後に・・・
土浦駐屯地が舞台になっている作品中の木造隊舎とは、私が一昨年現地で見た今でも残っている元医療棟のことを言っているのではないだろうか? 分かる方いらしたら教えてください。m(_ _)m
スポンサーサイト





読書 | 14:58:47 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
待ってました!
歩兵の本領、何回も読んでます。
笑える話と泣ける話が混在してて、読後はいつもなんとも言えない、しみじみした名作映画を見たような気持ちになります。
ただし昭和47年あたりの話なので、私には物価がいまいち分からないのが残念なところです。
土浦駐屯地の話は私も気になりますね。
誰か知ってる人いるかな?
2011-03-08 火 11:25:18 | URL | ダニエル [編集]
ダニエルさん
やはりダニエルさんは既に読んでいましたか(^-^)
すっかり浅田ワールドにハマってしまったわけですが、特に今回の小説は情景がありありと浮かびまして、おっしゃるとおりどの作品も読後は気分がよく、「いい映画を見たな~」という感じでした。続編が出ないかな、と思ってます。
2011-03-08 火 19:19:04 | URL | ドカター [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する